10月29日㈫、今年も高井戸第四小学校の2年生5人が生活科の授業「わたしの町はっけん」でキレットに来てくれました。
開口一番「こんにちは!高井戸第四小学校の2年生です。きょうはよろしくおねがいします!」と皆そろって元気よく挨拶をしてくれました。
子供達から「なぜ包丁研ぎを始めたのか?」「なぜキレットと言う名前にしたのか?」「混雑する時間は?」「1本研ぐのにかかる時間は?」等々、10を超える質問、それを児童達が新聞記者さながらにメモを取り、後日まとめて発表をする授業のようです。
国語や算数などの学力をつける授業も大事ですが、実際に仕事をしてる人に接して話を聞く事は「生きていく力」を育んでくれるでしょう。
少子化高齢化が進む昨今、子供達は地域の宝であり日本の宝でもあります。キレットが授業のお役に立てる事は大変光栄な事です。
さて、子供達のストレートな質問こそが、大人も感じる素朴な疑問ではないでしょうか?
「ほうちょうをとぐのはこわくないですか?」
「ほうちょうをとぐのはたいへんですか?」
包丁や研ぎに関する知識は大人でも知っている人の方が少ないでしょう。
普段の接客でも、より丁寧な説明が必要だと子供達から教えられたような気が致します。
2年生という事もあり、簡潔で解りやすい文言で説明しようと思いつつも…回答に熱がこもってくると、ついつい子供達には難しい言葉になってしまって事が昨年の反省点でした。
今年は予め子供達から預かった質問に対する答えをレジメを作成して渡し、メモを取る時間を減らし、その替わりに限られた時間内で包丁についての簡単な説明と「包丁研ぎ」の実演を見てもらう時間を作りました。
普段小さい子供と接する事は無いので、物事を伝えたり教えたりする事は難しい事だと改めて感じ、ましてや日々児童たちに接している学校の先生は大変なご苦労をされているのだと頭が下がる思いであります。
包丁研ぎを見るのが初めての児童もいた事と思いますが、年月を経て自分で料理をするようになった時に、西荻窪のキレットで包丁研ぎを見たことを思い出してくれたら嬉しいです。
昨年同様店頭で記念撮影をさせていただきまして、店内に記念写真を飾っています。
この2枚の写真はお店の宝物です。